産婦人科医に聞く vol.7:自律神経トラブルと不妊症は関係がありますか

本記事は、広島赤十字・原爆病院 緩和ケア科 吉川徹医師(日本産科婦人科学会専門医)による院内勉強会の内容を要約してお届けします。本シリーズは全9回にわたり、産婦人科領域の疑問について医師に直接お聞きした内容を記録しています。

自律神経トラブルと不妊症は関係がありますか

自律神経は「自動で動く神経」

自律神経とは、心臓の拍動・呼吸・消化・発汗・体温調節など、自分の意思ではコントロールできない神経のことです。「自律」は「オートマティック(自動)」を意味し、睡眠中の呼吸や腸の動き、鳥肌が立つ反応なども自律神経が担っています。

冷え性・生理痛・PMSと自律神経の関わり

冷え性生理痛PMS(月経前症候群)には自律神経が関与しています。重要なのはその順序で、まずホルモンバランスが崩れることが引き金となり、それに連動して自律神経のバランスも乱れるという流れです。

ホルモンの乱れが不妊にもつながる

自律神経のバランスが崩れると、子宮の異常な収縮が起こり強い生理痛につながることがあります。ホルモンバランスの乱れは排卵や着床にも影響するため、自律神経トラブルと不妊症には間接的な関係があると言えます。冷え性やPMSに悩んでいる方は、まずホルモン環境を整えることが妊活にもつながります。

勉強会の様子

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※本内容は医師による院内勉強会の内容を要約したものであり、医療的な診断・治療の代替を目的としたものではありません。症状にお悩みの方は、まず医療機関の受診をおすすめいたします。