自律神経の乱れセルフチェック|症状と受診の目安を整体師が解説

自律神経の乱れセルフチェックシート
目次

このセルフチェックでできること

このページでは、自律神経の乱れが気になるときのセルフチェックと、当てはまったときの次の一歩を確認できます。これは病名を診断するものではなく、最近の体調や生活への影響をふり返り、医療機関への相談を検討する目安としてご利用ください。

先に医療機関への相談を検討したいサイン

次のような場合は、セルフチェックより先に医療機関へご相談ください。

  • 強い動悸や胸の痛み、息苦しさがある
  • 失神した、意識が遠のく、強いめまいが続く
  • 急に症状が強くなった/長く続いている
  • 日常生活に支障が出ている

※緊急かどうか迷うときは、救急安心センター #7119 も利用できます。

▼ まず1分でセルフチェックする(診断ツールへ)

自律神経が乱れると、身体にさまざまな症状が現れます。

自律神経とは私たちの意思とは関係なく動いている神経で、内臓の働きや代謝・排せつ・呼吸など人間が生きていく上でとても大切な体の機能を24時間体制でコントロールしています。

今回は、自律神経の乱れがチェックできるチェックシートや、自律神経のセルフケアに有効な食べ物ストレス対策をお伝えします。

病院に行っても異常がないのに体の不調が続いていたり、いつも体が疲れている・イライラしてしまうなどの症状がある方は一度チェックしてみませんか?

二つの自律神経

自律神経には交感神経と副交感神経というものがあり、それぞれ違った性質があります。

交感神経

臓器や器官などの働きを司る役割があり、体を活発モードにする神経になります。

ストレスを抱えている状態や緊張状態にある場合に優位になる特徴があります。

副交感神経

臓器や器官などの働きを抑制させる役割があり、体を休息モードにする神経です。

睡眠中やリラックスしている時に優位に働きます。

このことから交感神経はアクセルの役割があり、副交感神経はブレーキの役割があるということになります。

二つの神経は「アクセルとブレーキ」

2つの神経は、日々交互に優位になるように働くので、交感神経が優位になっている状態の場合は、副交感神経の働きは弱まります。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうことで、自律神経の乱れに繋がり、身体に悪い影響を与えるようになります。

自律神経の乱れによって起きる症状

交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで現れる症状は多岐にわたります。

代表的な症状として頭痛や耳鳴り・動悸・息切れ・手足のしびれ・胃の不調・下痢・便秘などの症状が現れます。また、イライラや不安感・落ち込みなどの精神的な症状も発症します。

その他には、全身症状として倦怠感や微熱・ほてり・睡眠障害なども引き起ることもあり、これらの症状は単独で現れる場合や、複数の症状が重なって現れることもあります。

自律神経が乱れる原因

ストレスを感じやすい人は要注意

交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまう原因は、人間関係の悩みや仕事のプレッシャー・不安などのストレスを挙げることができます。特にストレスに弱い体質の方などはストレスをため込んでしまいやすいので注意しましょう。

また喫煙や飲酒・食生活の乱れ・夜更かしなどの生活習慣が原因になることもあります。

自律神経が乱れていないかチェックしましょう

体の不調が続いて病院へ行って検査を受けても特に当てはまる疾患が無い場合や、いつも体が疲れている方・ちょっとしたことでイライラしてしまう方など自律神経の乱れが原因のこともあるので、チェックシートで調べてみると自身の状態を把握することができます。

自律神経の乱れチェックシート

チェックシートは17項目あるので、自身がいくつ該当するのかどうかセルフチェックしてみましょう。

  1. よく頭痛やめまいがする
  2. 胸が苦しい感じがしたり、締め付けられるような感じがする
  3. 脈拍が早い・動悸がする
  4. 手足が震える
  5. 便秘や下痢になりやすい、または繰り返す
  6. 全身の倦怠感がある
  7. 手足がしびれる
  8. 胃の調子が悪く、食欲がない・胸やけや吐き気がする
  9. 肩こりや腰痛が改善しない
  10. 朝起きるのがつらい
  11. 寝ても眠気がとれない
  12. 喉に違和感がある
  13. イライラすることが多い
  14. 気分が憂うつである
  15. 集中力が続かない
  16. 怖い夢を見ることが多い
  17. 風邪でもないのに咳がでる

いくつ該当する項目がありましたか?

このチェックは、自律神経失調症などの病名を診断するものではありません。該当する項目の数だけで病気や原因を判断することはできません。最近の体調や生活への影響を振り返り、医療機関への相談を検討する目安としてご利用ください。症状が強い・急に現れた・長く続く・日常生活に支障がある場合は、医療機関へご相談ください。

つらさが続くと生活の負担にもつながりやすいため、症状が続く・強くなる場合は、早めに医療機関へご相談ください。

チェックの結果と、次の一歩

チェックの数だけで病気の有無や原因を判断することはできません。今の状態に合わせて、次の行動の目安をご案内します。

つらさが強い・急・長引く方へ

まず医療機関へご相談ください。整体は医療行為ではなく、診断や検査は行えません。

医療機関で大きな問題がないと言われた方へ

身体の緊張や姿勢、睡眠・生活の負担について、整体としてご相談いただけます。当院で提供する施術は整体です。整体でできること・できないことをご覧いただけます。

今は生活を見直しながら様子を見たい方へ

睡眠・食事・休息を見直し、症状が続く・強くなる・生活に支障が出る場合は医療機関へご相談ください。

このセルフチェックについて

  • 作成:自律神経専門整体師の吉岡渉(国家資格:はり師・きゅう師)が、公開されている一般的な健康情報を参考に作成しています。医師による医学的監修は受けていません。当院で提供する施術は整体です。
  • 目的:自律神経の乱れの傾向を知り、生活を見直すきっかけとしてご利用いただくものです。
  • ふり返る期間の目安:最近2週間ほど。
  • このチェックでわからないこと:病名・原因の特定はできません。気になる症状は医療機関にご相談ください。

自律神経を整えるセルフケア

交感神経と副交感神経のバランスを整える方法を紹介します。日常に取り入れてみましょう。

自律神経によい食べ物

過度な偏食は悪影響を及ぼすことになるので、栄養バランスとれた食事を心がけるようにしましょう。

トリプトファンが多い食品

気持ちをリラックスさせる効果がある成分のトリプトファンが多く含まれる食材を積極的に摂取すると良いです。トリプトファンが豊富な食材は、バナナ、豆腐などの大豆製品・雑穀・乳製品などになるので、毎日の食事に取り入れるようにしましょう。

ビタミンB群が豊富な食品

ビタミンB群が豊富な食材を取り入れるのもよいでしょう。

レバーや赤身肉・魚介類・卵・海苔などを積極的に摂取するようにしましょう。

ビタミンEを含む食品

ビタミンEは副交感神経を活発にさせる働きがある物質になるので、ビタミンEが豊富に含まれているナッツ類やかぼちゃ・うなぎ・まぐろなどを取り入れると、交感神経が優位になりやすい状態のケアに役立つと言われています。

腸内環境を整えよう

腸内環境が悪いことが要因となってさまざまな症状が現れることに繋がるので、腸内環境を整えることも大切です。

適度な運動や質の良い睡眠・食物繊維が豊富に含まれている食材を意識的に摂取するようにすると、腸内環境が改善されます。

便秘ぎみの方の場合は、起床時にコップ1杯のお水を飲むことで、排便をスムーズにおこなうことができます。

アロマやヨガもおすすめ

リラックス効果が高いアロマやヨガなども日常生活に取り入れることで、ストレスを緩和させる効果があるのでおすすめです。無理をせずに自身のペースでおこなうようにしましょう。

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この記事を書いた人

やさしい整体院 代表。鍼灸師(国家資格)。
広島県福山市で自律神経ケアを専門とする整体院を経営(施術歴20年)。
松岡病院(産婦人科)にて産後ケア講座の講師を担当。
広島赤十字・原爆病院 緩和ケア科 吉川徹医師との勉強会(全9回)を開催。

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