本記事は、広島赤十字・原爆病院 緩和ケア科 吉川徹医師(日本産科婦人科学会専門医)による院内勉強会の内容を要約してお届けします。本シリーズは全9回にわたり、産婦人科領域の疑問について医師に直接お聞きした内容を記録しています。
妊娠中に摂取すべき栄養で最も重要なものは?
結論:特定の栄養素よりもバランスの良い食事が大切
妊娠中に「最も重要な栄養素」として一つだけ挙げることは難しく、医師の回答は「特にありません」でした。大切なのは偏りのないバランスの良い食事を心がけることです。特定の食品ばかり食べる「こればっかり食い」は栄養不足を招きます。
ビタミン不足・糖質制限のリスク
ビタミンB12が極端に不足すると「ウェルニッケ脳症」という意識障害を引き起こす可能性があります。また、糖質を完全にカットする食事法も問題です。糖質は脳や体全体のエネルギー源であり、白砂糖の過剰摂取は控えるべきですが、ご飯を一切食べないのは避けましょう。
玄米など質の良い糖質を選ぶ
血糖値が気になる場合は、白米の代わりに玄米を取り入れるのがおすすめです。玄米の胚芽部分にはビタミン類が豊富に含まれており、栄養バランスを整えながら糖質も摂取できます。妊娠中の食事は「何を摂るか」よりも「偏らないこと」を意識しましょう。
勉強会の様子
関連ページ
院内勉強会シリーズ
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- vol.2:産婦人科医師から見て骨盤矯正はどんな印象?
- vol.3:不妊治療するときおすすめのセルフケア・栄養素は?
- vol.4:妊娠中の抜け毛とホルモンバランスの関係は
- vol.6:妊娠中・不妊治療中のホルモンバランスの変化
- vol.7:自律神経トラブルと不妊症は関係がありますか
- vol.8:どんな体質の人が不妊症になりやすいですか
- vol.9:ピルの服用は不妊症に影響がありますか
※本内容は医師による院内勉強会の内容を要約したものであり、医療的な診断・治療の代替を目的としたものではありません。症状にお悩みの方は、まず医療機関の受診をおすすめいたします。